水口岡山城(水口古城)体験記!見どころから所要時間そして私の感想
水口岡山城(水口古城)に行ってきました!
戦国時代の頃は、水口城といえばこの水口岡山城のことで、現在資料館になっている水口城は、江戸時代の城です。
山城ですが、実際に城攻めの歴史がある水口岡山城は、城ファンの評価も高く、国指定史跡でもあります。
この記事で水口岡山城に行く時のポイントを事前にチェックしてみてください。
水口岡山城へのアクセスは、車が便利です。
ふもとにはいくつかの駐車場がありますが、私のおすすめは国道307号線沿いにある駐車場です。
なぜココがオススメかというと、山頂までの距離が短いうえに途中、虎口や大手道などの遺構があって、城巡りが楽しめるからです。
■駐車場の場所の住所■
滋賀県甲賀市水口町新町1丁目-1
それでは水口岡山城に登ってみましょう!これが縄張り図です。
曲輪、石垣、虎口、堀跡など多彩な遺構が残っていますね!
駐車場に車を停めていざ、水口岡山城へ!最初は舗装された道が続きます。
すると次第にハイキング道(山道)へ!
でも案内看板はあるし、丸太の階段も設置されているので登りやすいほうですね。
実際に登ってみて思った感想は、案内看板に『徒歩10分』とか書いてあっても、実際には5分ほどで着いたりします。
看板表示はゆっくり登る人のためのものだと思いました。
本丸手前にある虎口(こぐち)の遺構。
虎口とは、曲輪の出入り口のことで兵の出撃口でもあります。
攻めにくく、守りやすい工夫が施されています。
こちらは大手道遺構。
城の正式な表の玄関口ですね。まっすぐ伸びています。
着きました!頂上、ここが水口岡山城の本丸です。
まずは本丸からの風景。現在では木々が生い茂っている部分も多いですが、戦国時代の水口岡山城には、現在みたいに植林も無かったでしょうから、かなり見渡しが良かったのでしょう。
水口岡山城の本丸石垣。城の北側にあります。
発掘調査の結果、城の北側に直線的に続く石垣群が発見されているので、土留めというより魅せる石垣だったのでしょう。
水口岡山城は、関ヶ原合戦後には廃城になっているので、長塚正家が城主だった時代の石垣ですね。
水口岡山城には天守があったといわれており、その後が現在でも伝わっています。
礎石などはありませんが、この山頂に天守があったとなると、かなり遠くから見ることができたのではないでしょうか。
また本丸には櫓台跡といわれる場所もありました。こちらが天守とする説もあるみたいですね。
先ほどの天守跡の直線上にあり、もしかすると天守と櫓が繋がっている、連結式の大型天守があったのかもしれません。
本丸と二の丸をつなぐ間に堀跡がありました。
ここはあまり生い茂っておらず分かりやすいですね。
水口城には、食い違い虎口の非常に分かりやすい遺構が残っています。
まず虎口というのは、先ほども説明した通り、曲輪の出入り口で守りやすく攻めにくい工夫が施されています。
ここは土塁を左右交互に設置することにより、侵入してきた敵をまっすぐ進ませない。
そして死角を作り、側面攻撃や奇襲もできます。
この左右交互に食い違う土塁を配置した虎口を食い違い虎口と言います。
食い違い虎口は、水口岡山城以外でも残っていますが、ここの遺構は分かりやすいです。
水口城の所要時間は、ジックリ周って約1時間くらいだと思います。
これは主要部分の遺構を見て周った時間で、山の隅々まで歩いて巡ると3〜4時間は必要でしょう。
そして私の感想ですが、水口岡山城は、中世の山城の様子がよく分かり、現在でも遺構が分かりやすいのでオススメの城です。
特に石垣、虎口はちょっと感激しましたね。
また個人的には、ここの城主だった増田長盛、長塚正家は愛知県生まれという説もあり、私も好きな武将です。
2名とも武人ではなく、官僚としての功績が目立ちますが、豊臣政権を支えた五奉行でもあります。
もし車で来た場合、この水口岡山城と近くの水口城はセットで周ることができるのでオススメです。
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