5分でわかる滋賀県長浜市の長浜城の歴史と見どころ観光ポイント
長浜城(ながはまじょう)とは、滋賀県長浜市公園町にある城跡です。羽柴秀吉(後の太閤豊臣秀吉)が初めて築城した城として知られています。
もとの地名は今浜
天正元年(1573)に羽柴秀吉が、浅井長政の小谷城攻めの功績で、浅井氏滅亡後、織田信長から浅井氏の旧領を拝領しました。
その時秀吉は、山城である小谷城を廃城とし、琵琶湖近くに長浜城を築城。小谷城の資材や竹生島に密かに隠されていた材木などを発見し、それらを使って築城したといわれています。
ちなみに当時この地は【今浜】(いまはま)という地名でしたが、秀吉が信長の名から一字をもらい【長浜】に改名したといわれています。
清須会議で柴田氏のものに
天正十年(1582)の本能寺の変後に行われた清洲会議で、長浜城と周辺は柴田勝家のものとなり、勝家の甥である柴田勝豊が長浜城に入城。
しかし翌年の賤ヶ岳の合戦で勝豊は秀吉方に降伏。合戦後は山内一豊が長浜城に入城し約6年間在城。
廃城後に彦根城へ
慶長十一年(1606)に内藤信成・信正が城主になったのを最後に、大坂の陣後の元和元年(1615))に内藤が移封され、長浜城は廃城になりました。
廃城になった長浜城の資材のほとんどは、彦根城の築城にリサイクルされ、一説によると彦根城の天秤櫓は長浜城から移築したものといわれています。
長浜城は歴史博物館
長浜城の移築門が残る大通寺
出典:大通寺(長浜城門と文化財だらけのお寺 | あの戦国の現場へ行こう
長浜城の移築された搦手門
出典:知善院(長浜城の搦手門が残っている!) | あの戦国の現場へ行こう
清洲会議とは
出典:清洲城公式サイト
小谷城、浅井氏について
では長浜城の見どころと観光ポイントをチェックしてみます!
まずは豊公園内にある太閤井。井戸ですね。
私がこの太閤井を初めて見た時の感想は、なんでこんな琵琶湖ギリギリに井戸があるの?と思いましたが、博物館の方によると戦国時代に長浜城があった時と海岸線が違うのだとか。
つまり現在では琵琶湖になってますが、当時はもっと陸が先の方まで続いていたんですかね?
まあ、長浜城が現役の時って、今から約400以上も前なので地形も変わってしまったのでしょう。
そして長浜城の石垣が出た場所も豊公園内にあります。廃城となった時、いろんなものが彦根城に持っていかれた様ですが、石垣例外ではなかったのでしょう。
でも全ての石が持っていかれたのではないみたいで、昭和44年7月にこの周辺の埋め立て工事が行われることになった時、発掘調査を行った結果、ここから大量の石が出土したそうです。
ではいよいよ天守に登ってみます♪
長浜城の天守は歴史資料館になっており有料です。
開館時間と入場料はこの通り。
これが城内の構造。鉄筋コンクリート5階立てになってます。
中は展示物の関係で撮影禁止になっている場所が多く、写真はありませんが、主に秀吉に関する展示物が多かったです。
たまに企画展とかやってます。
1Fのミュージアムショップ。
単なる売店ではなく、歴史、武将グッズはもちろん、歴史本もあります。
ちなみにこういったショップで私がよく買うのはクリアファイル。
クリアファイルは仕事にも使えますし、ちょっとした資料を保管しておくのにも便利です。まあ、同じ様なものたくさん持ってるんですけどね。
そして最上階の5階は展望室になってます。
天気が良い日は琵琶湖からの風が気持ち良く、また眺めも最高です。
周辺は琵琶湖&平地なので、長浜市の中心地を見渡すことができます。
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