佐和山城はココから登る!そして城内の観光ポイント
佐和山城の登り口と城内の観光ポイントについて。
まずは登り口ですが、現在可能な登り口は二ヵ所あります。
それが次の2つです。
・国道8号線沿い
・龍潭寺
まずは国道8号線から登るケース。
この登城口自体、龍潭寺に比べ少し登ったところにあるので、比較的楽です。
しかし駐車場が無い事と、倒木などで通行止めになっている場合があるのであまりオススメできません。
そして龍潭寺(りょうたんじ)からの登城口。
こちらはハイキングコースにもなっているし、車も龍潭寺の駐車場を利用できます。
またボランティアガイドの詰め所みたいなところがあり、土日祝日などはガイドの方がいる場合もありますので、こちらがオススメです。
佐和山城に登ってみる!
それでは、今回は龍潭寺側から佐和山城に登ってみます。
レポの中に季節が違う写真が出ると思いますが、あまり気にしないでください ^^;
まず佐和山城内にはトイレはありませんから、龍潭寺駐車場のトイレを利用しておきましょう。
そして登る前に駐車場の片隅にあるボランティアガイドの詰め所でチェックするものがあります。
それが佐和山城の資料。
パンフレットや縄張り図などで、佐和山城に登る際には重宝します。
ちなみに冬期は詰め所は閉まっているので、資料がが品切れになっていることもありますが、もし残っているなら必ずチェックしておく事をおすすめします。
登城口に向けて進むと、左手に何やら銅像が建ってます。
よく見ると…な、なんと石田三成の銅像です!
昭和に建てられた銅像で、そんなに古くないですが、凛々しい姿です。
龍潭寺山門から登城口までの地図です。境内を歩いて登城口まで進みます。
山門を歩いてまっすぐ、七福神を通り過ぎ、観音堂を右へ曲がり、奥の墓地へと進みます。
私はまだ会ったことないですが、なんと野猿がでるそうな!
こんな山道を通って佐和山城に登ります。ハッキリ言ってプチ登山。
たまに歴女がハイヒール履いて佐和山城に来るそうですが、山道なので靴はスニーカーなどがオススメです。
山道をどんどん登っていくと、平らな場所に出ました。
ここはすでに城内で、かつての塩硝櫓跡、つまり曲輪ですね。現在では建物は建っていませんが、案内看板に詳しい事は記載されています。
そして本丸、佐和山城の中心部です。石碑、案内看板が建っており、周辺をぐるっと見渡せます。
そうか…ここで三成が…と、どこにどんな建物があったのか想像していたら、衝撃の事実が!
なんとボランティアガイドの方の話だと、現代の佐和山城本丸は江戸時代に約15mほど削られたそうです。
つまり戦国時代はもっと高く、現代の本丸部分は土の中ということ。
なぜ削られたのかというと、理由はこちら!
佐和山城は彦根城より高い場所にあり、歴代彦根藩主は、かつての敵・石田三成の居城だった佐和山城を見上げる形になります。
そこで本丸が削られ、佐和山城は少しだけ低くなったそうです。
それでも佐和山城本丸からは、佐和山城より低い位置にある彦根城本丸を見下ろすことができます。
そして佐和山城の石垣の一部。
彦根城が築かれる時、佐和山城の資材は石垣の石を含め、ほとんど持っていかれましたが、石垣の一部分が残っています。
こちらは佐和山城の千貫井戸。
佐和山城は湧き水がなく、この井戸は雨水を貯めて水を確保していたみたいです。
そういえば岐阜県岐阜市の金華山にある岐阜城も山が岩盤のために、井戸は溜め井戸でした。
城は戦略上の理由で築かれることが多いのですが、城を築く場所が必ずしも水に恵まれていた訳ではなかったのですね。
そして慶長五年(1600)に起こった関ヶ原合戦後、佐和山城が落城した時に城内の女性や子供が身を投げた場所という伝説が残る女郎谷。
碑の向こう側は谷になっています。
ということで、廃城になっている佐和山城ですが、いろんな見どころが残っていました。
登城口からの山道は、所どころ急な場所もありますが、これだけ多くの見どころが残っているので、歴史ファンやお城ファンが多く訪れるというのもナットクです。
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